一閑張り/一貫張り(いっかんばり)とは?
日本の伝統文化・和紙と柿渋のコラボレーション
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一閑張り/一貫張り(いっかんばり)


現在、一閑張り/一貫張り(いっかんばり)として人気があり、全国的に趣味の世界で拡がりを見せているのは、竹篭に和紙を貼り、その上から柿渋を塗った物です。
今では癒し系和風インテリアグッズとして人気があり,最近では、趣味で一閑張りを楽しんでおられる方が増えています。
最近のハンドメイドブームから人気に火が付き、では和紙の上から和柄の布、着物地などを張った物が主流となっているようで、ネット上でも一閑張り関連の情報で溢れかえってます。
大手通販サイトでも、一閑張り製品の販売が活発に行われており、又、材料となる竹籠の販売も目立つようになりました。

一閑張り蓋付きミニ丸かご

一閑張り/蓋付き丸かご
一閑張りフルーツ籠

一閑張り・大皿フルーツ籠
一閑張りと無臭柿渋

一閑張りミニカゴと無臭柿渋柿多冨



一閑張り/一貫張りの由来と技法

一閑張りの由来には諸説ありますが、ネット上での様々な情報を集めて客観的かつ相互的に判断すると、下記の様な結論に達することとなりました。

実は、一閑張りと一貫張りは別物だった!
漆器の技法の一つに紙胎と呼ばれる技法がありますが、特に飛来一閑の技法が優れていたとされ、一閑塗りと呼ばれた様です。
片や、庶民生活から生まれた閑張りが、やがて一貫張りと呼ばれるようになり、いつしか一閑張りとも呼ばれるようになったと推測されます。

①閑張り(ひまはり)から一貫張り

農閑期など閑な時に一般家庭などで作られた物で、竹籠に紙を貼って上から柿渋を塗ったもので、ザル・かご等の日常品に使用してきました。
そもそもが、養蚕や製茶用に使用されていたものが、一般の日用品にも利用されるようになり、古くなったザルや籠の再利用に利用される様になりました。
まさに、現代風に言えば、リサイクルですよね。
これを繰り返すうちに強度が増してゆき、一貫目の重さに耐えられるってことで一貫張りとも呼ばれるようになったのだと思います。
この流れが、現在の一閑張りの原型だと思われます。
その後、古くなった木製の家具などに和紙を貼り、柿渋を塗るなどと範囲が広まっていったようです。
ちなみに、夏目漱石の有名な小説「坊ちゃん」の中に、「一閑張りの机」なるものが登場します。

 

②紙胎と張り抜きと一閑塗り

一閑張りは中国の明からの渡来人飛来一閑が伝えた技法と言う説が有力ですが、実はこれは誤りであり、そもそもは昔からあった漆器の技法の紙胎と呼ばれる技法で、特に彼の技法が優れていたことから,千宗旦が愛用して一閑塗りと呼ばれた様です。
その後、張り抜きと呼ばれる技法にも拡がりをみせ、この二つを合わせて一閑張りと呼ばれたようです。
柿渋は使用されず、現在一閑張りと呼ばれている物とは異なる物となります。
現在でも飛来一閑の流れを汲む方が、京都でこの製法に拘ったモノづくりを続けておられますが、一閑張りとは呼ばれてはいないようです。

 

③張り子(はりぼて)

木枠や粘土を固めた物の方の上から和紙を張り合わせ、胡粉に膠を加えた物を塗り重ねて下地とし、固めてから中を抜き、最後に彩色を施す技法で民芸品とか祭事等に利用されることが多くありました。
地方によっては一閑張りと呼ばれています。
張り子の虎、達磨、起き上がりこぼし、お面等があります。

           

④結論として

大きく捉えれば、それぞれ技法としては似ていると言えますが
①は柿渋を塗った日用品
②は漆を塗った茶器などの嗜好品
③は膠を塗った民芸品
と区分できるのではないでしょうか。

庶民文化である閑張りが一貫張りになり、そこに②の同じ言葉の響きが重なり合い一閑張りと呼ばれるようになったのだと考えるのが自然の流れの様な気がします。
現在広く親しまれつつある柿渋を使用する一閑張りは、一貫張りと称するのが正解のような気がします。
または柿渋一閑張りと表現するのも良いかもしれませんね。




一閑張り/一貫張りの作り方


一閑張りは①カゴを用意して②和紙を貼り、③仕上げに上から柿渋を塗って完成です。

 一閑張りの作り方 ①カゴを用意
一閑張りの作り方①竹籠を用意
 一閑張りの付きり方 ②和紙を貼る
一閑張りの作り方②和紙を貼る
 一閑張りの作り方 ③柿渋を塗る
一閑張りの作りり方③柿渋を塗る


一閑張りの入門編として、一般的一閑張りの基本的な作り方を簡単に紹介しておりますので、参考にしてお試し頂ければと思います。

①竹籠を用意

本来なら竹篭を編むところから始まるのですが、これは素人にはなかなか難しいですので、市販の竹篭を利用します。
最近では100円ショップで外国製の竹篭が手に入ります。
シンプルな形の方が作業がしやすいです。

②糊を用意

一般的な障子のリを水で薄めて使用しますが、水溶性の木工ボンドを少量混ぜるとより強度の増す糊が出来上がります。

③和紙を貼る

和紙をカゴの大きさに合わせて貼り易い適当な大きさにカットします。
刃物を使うと和紙の特色である長い繊維を切断することになりので、折り目を水でぬらして、引き裂くようにします。

まず、下張りをしてから、更に上張りをします。
水気を含んだタオルなどで小刻みに軽く叩きながら和紙を伸ばすように張っていきます。

貼り方としては、まずは縁から始めるのが良いでしょう。

一閑張りの和紙の貼り方  一閑張りの和紙の貼り方2
一閑張り・和紙の貼り方1 一閑張り・和紙の貼り方2


網目の大きな籠の下張りには和紙にこだわることなく、厚手の紙を利用すると良いでしょう。
糊付けが不十分ですと乾燥した時に紙が浮き上がってしまいますので、しっかりと行う必要があります。


④乾燥

和紙を貼り終わったら十分に乾燥させて下さい。
乾燥が不十分ですと、濡れた場所で柿渋と糊が反応して色ムラになります。
又、上から字や絵を描いても面白いです。


⑤柿渋を塗る

十分乾燥させたらいよいよ刷毛で柿渋を塗ります。
かごが小さくて、柔らかい和紙のを使用する様な場合には、指で軽く叩きこむ様にする方法もあります。
柿渋は無臭柿渋をお勧めします。
匂いのきつい一般の柿渋は屋内作業には不向きです。
好みの色合いに合わせて柿渋を塗る回数を決めて下さい。
特にあまり濃い色にしたくない場合には、2:1程度の割合で水で薄めて下さい。
柿渋は後でじっくりと発色してきますので、時間を掛けて色合いを見極めて下さい。
決して急いで何回も塗らないでください。
直射日光に当てると早く発色しま
す。

⑥乾燥

乾燥させれば一閑張りの完成です。
乾燥状態によってはひび割れを起こす場合がありますので、上から天然系のワックスを塗るのもいいかもしれません。
手軽なところでは家庭用食用オイルでもOKです。

⑦オリジナルな作品作り

上張りに墨で書かれた古文書を使用したり、好みの絵柄の和紙を張り付けたりしていろいろな作風が楽しめます。
最近では和布を張り付けた買い物かごが人気の様で、ネット上でも数多く見受けられますので、中にはこれを一閑張りだと勘違いされている方もいらっしゃる様です。

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一閑張り/一貫張りと五感張り


一閑張りの竹籠の代わりにダンボール・厚紙を利用したものが五感張りです。
またヨーロッパのフランスにも厚紙に紙や布を張り合わせて小物を作るカルトナージュという伝統的な民芸文化があります。
まさに、一閑張りとカルトナージュという日仏文化のコラボレーションから五感張りが誕生しました。

アマゾンなどネット通販での買い物が増えていますが、今回のコロナ禍で今後益々急速に増加することが予想されます。
それにつれて不要なダンボール箱が身の周りにあふれかえることになります。
それらを再利用して収納容器などを作ってみましょう。
ポリ袋の有料化など、脱プラ・ダンプラの流れが本格化し始めました。
柿渋と和紙とダンボールで、エコな物づくりを楽しみましょう。


五感張り入門編として、ミニボックス組み立て式キットを取り扱っております。

 五感張りミニボックス五感張り ミニボックス  五感張りミニボックス
 柄和紙仕上げ
五感張り 柄和紙
 五感張りミニボックス
 柄和紙仕上げ
五感張り 布仕上げ
 五感張りミニボックス
 布仕上げ
五感張り 柄和紙


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全国の一閑張り/一閑張り教室・工房


一閑張りは全国的な広がりを見せています。

一閑張り教室を全国都道府県別一覧表にしております。
お近くの教室を探して一度体験されては如何でしょう。

又、一度試してみたいと近隣で一閑張り教室を探されている方の為に情報を発信させて頂きたいと思っております。
全国で一閑張り教室を開催されている方々の情報をお寄せ頂ければ掲載させて頂きますので、ご連絡下さい。

東北地方 一閑張り/一貫張り教室・工房

一閑張り アトリエ千日紅 宮城県仙台市市若林区伊在白山前
45-303
022
288-2992
十貴芽季工房 宮城県白石市大平森合御所ノ内
26-2
0224
25-8533
渡辺恵美子 福島県福島市松川町中原30-7 024
567-3596
ゆう工房 福島県白河市郭内11 0248
27-7741
二本松市和紙伝承館 福島県二本松市下川崎上平33-1
道の駅「安達」千恵子の里
0243
61-3200
     

関東地方 一閑張り/一貫張り教室・工房

アトリエTO 栃木県足利市堀込1000-2 0284
72-0657
一閑張り工房ひろこさん家  栃木県真岡市熊倉1-16-8 090
3003-5780
松島秀子 埼玉県川越市赤山町1-94-12 090
6113-8864
一閑張り夢ふうせん 山梨県笛吹市境川町三椚110-2 055
266-2163
日の出和紙 東京都西多摩郡日の出町大久野6436 080
4452-0092
高木由利子 神奈川県横浜市泉区下和泉1-6-40 045
804-3840
 

東海・北信越 一閑張り/一閑張り教室・工房

紙処ますたけ㈲)増武商店 静岡県静岡市葵区呉服町1-3-6 054
254-4541
宮部悦子 静岡県静岡市清水区庵原町585-23 054
365-5914
あそび屋四季彩堂 静岡県浜松市東区有玉南町561-1 053
432-8888
今昔くわはら 静岡県藤枝市岡部町内谷1627-10 054
667-1243
工房IKKAN 静岡県焼津市惣右衛門1141-6 054
623-7066
 

近畿地方 一閑張り/一貫張り教室・工房

パゴパゴ一閑張り教室 京都府与謝郡与謝野町 090
2282-8585
鍵野雅一 和歌山県和歌山市田森149-24 073
461-5679

中国・四国地方 一閑張り教室/・工房

(有)政屋紙店 高知県高知市上町4-2-4 088
822-1440
スタジオ紙音 高知県高知市杉井流21-1 088
884-5428
昔なつかし手作り雑貨の店
和楽
高知県土佐市家俊1096 088
855-0208
造花と和雑貨 たなの 高知県南国市後免町1-3-8 088
864-2302
ギャラリー 風 愛媛県西条市中野甲321-8 0897
55-8163

九州・沖縄地方 一閑張り/一閑張り教室・工房

ギャラリー ならびや 福岡県宗像市原町163 0940
36-2501
なごみ屋 熊本県熊本市帯山3-20-9 096
384-4114
アトリエ 繭 鹿児島県鹿児島市緑ケ丘町28-1  099
243-6605


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一閑張り/一貫張り作品集


竹籠やザルに和紙を貼り、上から柿渋を塗って仕上げたものが一閑張りの基本です。
現在では、上から布を張って仕上げた買い物かごなどが人気になってます。

一閑張り作家の方々の作品を掲載予定です。

 一閑張り・ミニかご一閑張り・蓋付き丸形ミニカゴ
 一閑張り・花瓶一閑張り丸形花瓶
 一閑張り・ミニかご一閑張り・ミニ皿5点セット
 一閑張り・色紙仕上げ一閑張りミニかご・色々な色紙仕上げ
 一閑張り丸皿一閑張り花飾り付き丸かご  一閑張り花生け一閑張り・正方形花籠  一閑張りと柿渋液一閑張りミニカゴと柿渋液  一閑張りと五感張り一閑張りと五感張りミニボックス
 一閑張りと柿の実一閑張りの皿と赤く熟した柿の実
 一閑張りミニ取っ手付き一閑張りの手提げ付きミニかご
 一閑張り蓋付きミニかご一閑張りミニかごにアートフラワーが入ってます
 一閑張りミニ皿一閑張り艶出し・ミニ籠3点セット
 一閑張り大皿一閑張り大皿で制作から20年経過  一閑張りミニケース一閑張り箱型ケース  一閑張り平皿一閑張り丸形平皿  一閑張り向け竹籠一閑張り向けの竹籠
 一閑張りと竹籠一閑張り丸皿・ビフォーアフター
 一閑張りと竹かご皿一閑張り大ざるの中に制作前の竹籠
 一閑張り花籠一閑張り・花飾り
 一閑張り絵柄和紙仕上げ一閑張り絵柄和紙仕上げ




運営会社:株式会社 柿渋プラネット

大阪市中央区本町4-7-16
tel:06-6121-2804 fax06-7739-5388
mail:info-bureau@kakishibu-planet.co.jo
代表取締役社長:中村 修次

アクセス:大阪メトロ御堂筋線本町駅下車徒歩3分


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