柿渋石鹸(柿渋ボディソープ)には柿渋は入っておりません!

オジサンの加齢臭に効果があると言う触れ込みで、柿渋石鹸なるものが人気になっているようですね。
おかげさまで当方にも、柿多冨を使用して柿渋石鹸を作りたいというお問い合わせが増えております。
また、「柿渋石鹸が売れて、柿渋業界はウハウはだな」なんてよくいわれますが、残念ながら全く恩恵に与っておりません。

なぜなら、現在、市場に出回っている柿渋石鹸(柿渋ボディーソープ)なるものには柿渋は入っておりませんから。
カキタンニンが微量(0.1%以下)含まれたカキタンニン消臭剤なるものが、少量使用されているだけです。
しかも、柿渋=石鹸とかボディーソープと勘違いされる方が結構増えてきており、もうシャレでは済まされない様な状況となっております。

そもそも、現在の薬事法では柿渋は化粧品原料として認められておりません。
化粧品原料規定では、カキタンニン又は柿抽出物と記載されておりますが、ここでいうカキタンニンとか柿抽出物は柿渋をさしていると思うのですが、
どうもはっきりしません。
化粧品製造メーカーでは新たに許可を得ないと使用できないという見解の様です。
他方、件の消臭剤は一応認可を受けている様で、本物が認められずに偽物がOKというおかしな状況になっております。

尚、ここでお断りしておきますが、この柿渋石鹸なるものの品質・効果などについてどうこうと言う積りはありません。
又、多分品質的には良い石鹸なのでしょう。
実際に使用した人達の評判も上々のようですね。

但し、その柿渋石鹸と謳った販売方法に問題があるんじゃないかと思います。
柿渋とカキタンニン消臭剤は全くの別物ですからね。

どうやら、この薬剤が柿渋エキスとして販売されておる様です。
まあ、これをおかしな話で、柿渋エキスなんて物はあり得ません。
そもそもエキスとは、簡単に言えば動・植物から絞って取り出すものと言う定義があります。
言うなれば、渋柿のエキスを発酵させた物が柿渋ですから、その柿渋のエキスなんてものは成立しませんね。
柿渋の実なるものが存在すれば、別ですがね。

この薬剤の使用方が5%となっております。
そうなると、石鹸(ボディーソープ)に含まれるカキタンニン含有量は、最高でも、0.1%x5%=0.005%となります。
これを柿渋石鹸とか柿渋ボディーソープとして販売するのは、法律的には勿論のこと、商道徳上も大いに問題であることは明らかです。

消費者の皆様には、十分に中身を吟味した上でのご購入をお勧めします。
又、販売業者の方々には、製品成分の徹底した情報開示した合法的且つ良心的な販売をお願いしたいものです。



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